どうも、こぐる(@kogurugamesbrog)です。
みなさんはゲーマー、特にFPSゲーマーにとって重要なものはわかりますか?
マウス?キーボード?ヘッドホン?
なにが重要なんだろう?
マウスもキーボードもヘッドセットもとても重要です。
マウス、キーボードはキャラクターコントロールやエイム、ヘッドセットは音で敵の位置を把握するために使います。
ゲームをプレイする際にヘッドセットを「DACにつなげたほうが定位間がつかめる」や「音質が良くなる」といったことを聞いたことがないですか?
そもそもDACってなに?
使ってみたいけど、ほかにもアンプやオーディオインターフェイス、ミキサーとか似たような機械が多くてわけが分からない……
こんな風に思っているゲーマーも多いのではないでしょうか?
今回はそんなゲーマーのためのオーディオ機器の解説をしていきます。
それぞれの機器の違いを簡単にまとめると……
- DAC……デジタル信号をアナログ信号に変換する
- オーディオインターフェイス……マイクや楽器の音声をPCで使えるようにする
- ミキサー……入力された複数の音声をまとめてバランスを調整する
- アンプ……スピーカーやヘッドホンに送られた音を増幅する
違うことは分かったけどゲームでの音質を良くするためには何を選んだら良いの⁉
結論から言うとゲーム配信をしたい方やマイクの音質を良くしたい方はオーディオインターフェイス、とにかく音質が良くなれば良いという方はUSB DACを選ぶと良いです。
ボイスチャットをする方はミキサー機能があるものを選ぶとより使いやすくなります。
では早速説明します。
おすすめのヘッドセットが知りたい方はこちら。
PCオーディオづくりのための周辺機器
PCオーディオを構築する上での周辺機器は主に、
- DAC
- オーディオインターフェイス
- ミキサー
- アンプ
があります。
これらの機器が皆さんを混乱に陥れている原因ではないでしょうか?
まずはこれらがどういった役割をしているのかを解説していきます。
DACとは?
DACとは「Digital Analog Converter」の略で、デジタル信号をアナログ信号に変換する回路や部品のことです。
音を「録音・再生」するための機器は基本的にはアナログの機器です。
PCで「録音・再生」をするためにはマイクによる音声入力はアナログ信号からデジタル信号へ、ヘッドホンやスピーカーで音を再生する場合はデジタル信号からアナログ信号に変換する必要があります。
この場合はヘッドホンやスピーカーで再生するためにDACが必要になるということです。
オーディオインターフェイスとは?
簡単にいうとマイクや楽器などの音声入力機器をPCで使えるようにし、さらにPCからヘッドホンやスピーカーに出力する機器のことです。
あれ?
さっきPCからのデジタル信号をアナログ信号に変換してヘッドホンやスピーカーで音を出せるようにするのがDACの役割って言ってなかった?
オーディオインターフェイスと同じ役割なの?
その通りだね。
つまりオーディオインターフェイスにはDACの機能も備わっているんだね。
オーディオインターフェイスには出力の機能に加えてマイクや楽器の音声を入力する機能も備わっています。
つまり今度はマイクや楽器からのアナログ信号をデジタル信号に変換してPCに入力します。
ミキサーとは?
ミキサーとは入力された複数の音声を一つにまとめてバランスを調整する機器のことです。
さて、ここで一つポイントなのがミキサーだけではアナログ信号をデジタル信号に変換することができません。
つまりミキサーだけではPCに音声入力ができないのです!
このようにミキサーの音をPCに入力するためには前項で説明したオーディオインターフェイスが必要になります。
ミキサーには音声を入力するだけではなく、入力された音声をイコライザーで音のバランスを調節したり、ゲームの場合はボイスチャットとゲーム音のボリュームの調節など音のバランスを調整することができます。
アンプとは?
アンプとはヘッドホンやスピーカーに送る音を増幅する役割があります。
アンプにも種類があり、プリアンプやメインアンプ、ヘッドホンアンプなどがあります。
今回はゲーマーが一番使用するヘッドホンアンプを例に挙げます。
まずヘッドホンに送る音を増幅させるってなんの意味があるの?
ヘッドホンやイヤホンのスペック表でインピーダンス(Ω)という値を見たことがありませんか?
これは抵抗値とも言い、簡単に説明するとインピーダンスが低ければ音が大きくなるがノイズが入りやすい、インピーダンスが高ければ音が小さくなるがノイズが入りにくいとなります。
PCのイヤホンジャックに直接ヘッドホンを接続する場合、PCからの電圧ではパワー不足のことが多く、そのためアンプを間に繋ぐことによって音量や音質を確保し、ノイズを軽減することができるのです。
またアンプに関してもアンプのみではPCからヘッドホンに音声出力できません。
ミキサーの時と同様ですがアンプの場合、出力のみなのでDACもしくはオーディオインターフェイスが必要となります。
PCから音を出すためにはDACが必要!
まずはPCオーディオ環境を作るにあたって大前提のことがあります。
それはPCから音を出すためにはDACが必要ということです。
え⁉
じゃあDACという機器を使わないとPCから音を出すことができないの?
その通り!
ただし、よく言われているUSBで接続する外付けのDACを必ず買わないといけないわけではないよ!
確かに外付けのDACを使わなくてもPCのイヤホンジャックに接続すれば音は聞こえるけど…
その通りだね。
つまりPCにはもともとDACが組み込まれていることがほとんどなんだ。
だからUSBで接続するDACを必ず買わないといけないわけではないんだ。
また前述で説明した通りオーディオインターフェイスもDACと同じようにデジタル信号をアナログ信号に変換できるためそちらを使用しても良いですね!
わざわざ外付けのUSB DACを使用する理由は?
先程お伝えした通りPCにはDACが組み込まれていることがほとんどです。
そんななか、わざわざ外付けのUSB DACを使う必要があるのでしょうか?
結論を言うと「音質を良くしたければ導入するべし!」です。
PCにオンボードの状態のDACは性能があまり良くないものが多いですし、PC内部はノイズが多いので音質は悪くなりやすいです。
そのためPCのイヤホンジャックに接続をすれば音は出るけど音質は良くないといった状況になります。
音質を良くするためにみんな外付けのUSB DACを使っているんだね!
PCオーディオを構築するために結局なにを選べばいいの?
結局なにを選んだらいいの?
前述したように、DAC、オーディオインターフェイス、ミキサー、アンプは使用用途が違います。
- DAC……デジタル信号をアナログ信号に変換する
- オーディオインターフェイス……マイクや楽器の音声をPCで使えるようにする
- ミキサー……入力された複数の音声をまとめてバランスを調整する
- アンプ……スピーカーやヘッドホンに送られた音を増幅する
まずPCオーディオ環境を構築するために必須なのがデジタル信号をアナログ信号に変換することです。
そのためまずはDACかオーディオインターフェイスの機能が備わった機器を選びましょう。
ここでさらに混乱するのが、最近のオーディオ機器は各機能が複合している場合が多いことです。
例えばDAC+アンプやオーディオインターフェイス+ミキサーなどです。
これによってミキサーと呼ばれているのにオーディオインターフェイスの機能も備わっているということがおきます。
そのため名称ではなく備わっている機能で選択すると良いでしょう。
オーディオ機器の選び方
先ほども伝えたようにまずはデジタル信号をアナログ信号を変換しなければならないのでDACかオーディオインターフェイスの機能があるものを選びます。
「ヘッドホンで聞く音の音質を良くしたい!マイクは使わないよ」といった方はDAC機能が備わっているものを選択すると良いです。
「ゲーム配信したいし、ボイスチャットもしたい」といった方はオーディオインターフェイスにミキサーの機能が備わっているものを選ぶとより良い配信環境ができるでしょう。
PCオーディオまとめ
今回はPCオーディオ関連機器の違いやゲーマーにはなにがおすすめかを解説しました。
各機器の違いは
- DAC……デジタル信号をアナログ信号に変換する
- オーディオインターフェイス……マイクや楽器の音声をPCで使えるようにする
- ミキサー……入力された複数の音声をまとめてバランスを調整する
- アンプ……スピーカーやヘッドホンに送られた音を増幅する
このようになっていました。
ゲーマーがどういった機器を選べばいいか?
- ゲーム配信をしたい、マイク音質を良くしたい……ミキサー機能付きのオーディオインターフェイス
- とにかく音質が良くなれば良い……USB DAC+アンプ
PCオーディオ機器はいろんな機能が複合しているものがほとんどで、かなりややこしくなっています。
USB DACやオーディオインターフェイスと言われているものはほとんどPCオーディオで問題なく使用できるものがほとんどなので機能や性能、はたまた外観で選んでみるのも良いでしょう。
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