どうも、こぐる(@kogurugamesbrog)です。
PCで使うマイクが欲しいけど、どれを選んだらいいのかわからない……
さらにダイナミックマイク?コンデンサーマイク?いろいろあってよく分からない……
こんな風に思う人は多いのではないでしょうか?
最近は動画配信やゲーム実況などでマイクを使う需要が高まっています。
ただマイクと言っても様々な種類があり、なにを選んだら良いか分からない方もいるかと思います。
今回はダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いについて解説します。
まずはマイクの種類から見ていきましょう。
マイクの種類
マイクにはいくつかの種類があるのはご存知でしょうか?
マイクの種類 | ダイナミックマイク | コンデンサーマイク | ラベリアマイク | ヘッドセットマイク | ガンマイク |
主な使用場面 | カラオケやライブ | 歌や楽器のレコーディング | 講演、解説 | ダンス、演劇 | 講演、ナレーション |
- ダイナミックマイク……
マイクの感度が低いため周囲の雑音を拾いづらいため、周りの環境音が大きい場で使われることが多いです。耐久性も高いものが多いです。一方、感度が低いのでマイクを近づけて使う必要があります。
主にカラオケやライブなどで使用されます。
最近は動画配信や実況動画などで使われることもあります。
- コンデンサーマイク……
感度が高く、耐久性が低いですが音を細かくクリアに収音することが可能です。
仕組み的に電力が必要でファンタム電源が必要になります。
主にレコーディングで使われることが多いです。
クリアな音声を録音できるためコンデンサーマイクも動画配信や実況動画で使用されることが多いです。
- ラべリアマイク……
いわゆるピンマイク型のマイクです。よくテレビなどでも多く見かけるものです。
目立ちにくく、両手を開けた状態で動きながら使用することができます。
歌や楽器の録音よりは講演や解説などの会話のほうが向いています。
- ヘッドセットマイク……
激しく動いても外れづらく、両手も空いた状態なのでダンスや演劇などに向いています。
一方でかなり小型に作られているため破裂音や息遣いは入りやすくなってしまっています。
- ガンマイク……
特定の方向や離れた対象の音を狙って拾うことができます。
ただし方向を外してしまうと途端に収音できなくなります。
最近ではyoutubeなどの動画コンテンツを作る際に使用されることが多いようです。
今回はこの中でも特に使用率が高いであろうダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いや選び方を解説していきます。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い
今度はダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いを見てみましょう。
まずはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの特徴を見ます。
ダイナミックマイクとは?
ダイナミックマイクは電源を必要とせず、耐久性があるマイクです。
ダイナミックマイクは音(空気の振動)を電気信号に変換するものです。
ダイナミックマイクの中には振動板(ダイアフラム)とコイル、磁石が入っています。
音によってダイヤフラム(振動板)が振動し、コイルにも振動が伝わります。
この振動と磁石が作る磁界によって電磁誘導が起こります。
この磁界誘導によって音(空気の振動)が電気信号へと変わります。
また、ダイナミックマイクは音圧感度が比較的低いものが多いです。
そのためできるだけマイクの近くで話すことができる環境が望ましいです。
周りの環境音や雑音が入りにくいため、ライブや自宅での動画配信などで環境音や周りの音をあまり入れたくない場合に使用すると良いでしょう。
コンデンサーマイクとは?
コンデンサーマイクは電源供給が必要ですが、より高音や細かな音を収音できるマイクです。
電気を蓄えたり放出したりする「コンデンサー(蓄電器)」の技術を応用したマイクです。
コンデンサーマイクは音(空気の振動)を電圧の変化に変換して電気信号を取り出します。
ダイナミックマイクが「振動板(ダイヤフラム)、コイル、磁石」で構成されていたのに対してコンデンサーマイクは「振動版(ダイヤフラム)、固定極(バックプレート)」で構成されています。
あらかじめ電圧を加え、振動版と固定極の間にに電気を貯めた状態にします。
この状態でで音(空気の振動)を受けると振動版が動き、内部の電気が変化します。
それを電気信号として取り出します。
このようにコンデンサーマイクは常に電圧を加える必要があるため電源供給が必要です。
基本的にはファンタム電源と呼ばれているものから給電します。
最近ではオーディオインターフェースから電源供給できるものが増えています。
オーディオインターフェースって何?という方はこちらもご覧ください。
最近ではUSBコンデンサーマイクというものも増えてきており、USB接続をするだけでマイクに電源供給もできるものになっています。
USBコンデンサーマイクはオーディオインターフェースがなくてもPCに直接接続するだけでしようできるのでこれから動画配信やゲーム実況を始めたい人にもオススメのマイクです。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの選び方は?
まずはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの特徴を比較していきます。
ダイナミックマイク | コンデンサーマイク | |
構成 | シンプル | 複雑 |
収録環境 | 騒音や反響の強い環境に強い | 静かで反響の少ない環境に適している |
耐久性 | 高い | 低い |
振動の影響 | 受けにくい | 受けやすい |
ノイズ | 入りにくい | 入りやすい |
湿度や温度の影響 | 受けにくい | 受けやすい |
電源 | 不要 | 必要 |
周波数特性 | 普通 | 広い 特に高音域が得意 |
感度 | 普通 | 比較的高い |
最大音圧レベル | 高い | 比較的低い |
小型化 | 難しい | 容易 |
価格 | 比較的安価 | 比較的高価 |
こうしてみるとコンデンサーマイクのほうが優れているように見えますがそうではなく、収音環境や声質、話し方などによって良し悪しが変わってきます。
それではそれぞれどんな人にどちらがおすすめか以下にまとめます。
ダイナミックマイク | コンデンサーマイク |
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どちらのマイクも動画配信や、ゲーム実況はできるけど自分の環境によって選ぶマイクを考えるとイイね!
ちなみにUSBマイクはコンデンサーマイクが多いです。
USBマイクは低価格でコンデンサーマイクを使用でき、オーディオインターフェースがなくても良いので初めてマイクを購入する方にオススメです。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いと選び方 まとめ
今回はダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違いと選び方を解説しました。
もう一度まとめたものを見てみましょう。
ダイナミックマイク | コンデンサーマイク |
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動画配信やゲーム実況では声の情報がとても大きな割合を占めています。
見ている人に伝わりやすいものにするために少しマイクにこだわってみませんか?
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