どうも、こぐる(@kogurugamesbrog)です。
最近はオンライン会議や動画配信、ボイスチャットなどインターネット上で話す機会が多くなってきました。
そんな中、みなさんはどんなマイクを使っていますか?
モニターやPCに備え付けられたマイク、ヘッドセットのマイクを使っていませんか?
こういった方は外部で接続できるマイクを使用するとクリアな音声で相手に自分の言っていることが伝わりやすくなります。
でもいったいどんなマイクを買えばいいの?
こんな風に悩む方も多いと思います。
まず結論から言うと初めて外部接続のマイクを購入する際はUSB接続のマイクを購入すると良いでしょう。
なぜなら基本的に外部接続のマイクを使用する場合はオーディオインターフェイスというアナログ信号をデジタル信号に変換する機器が必要です。
いきなり全ての機器を用意するとなると予算的に厳しいものとなってきます。
その点、USB接続のマイクはPCに直接接続するだけですぐに使用することができるため初めてマイクを購入する方にもおすすめです。
オーディオインターフェースって何?という方はこちらもご覧ください。
今回はUSBで接続できるマイクのおすすめを5つほど紹介させていただきます。
コンデンサーマイクの基本とは
コンデンサーマイクは電源供給が必要ですが、より高音や細かな音を収音できるマイクです。
電気を蓄えたり放出したりする「コンデンサー(蓄電器)」の技術を応用したマイクです。
コンデンサーマイクは音(空気の振動)を電圧の変化に変換して電気信号を取り出します。
ダイナミックマイクが「振動板(ダイヤフラム)、コイル、磁石」で構成されていたのに対してコンデンサーマイクは「振動版(ダイヤフラム)、固定極(バックプレート)」で構成されています。
あらかじめ電圧を加え、振動版と固定極の間にに電気を貯めた状態にします。
この状態でで音(空気の振動)を受けると振動版が動き、内部の電気が変化します。
それを電気信号として取り出します。
このようにコンデンサーマイクは常に電圧を加える必要があるため電源供給が必要です。
基本的にはファンタム電源と呼ばれているものから給電します。
最近ではオーディオインターフェースから電源供給できるものが増えています。
今回紹介するUSBコンデンサーマイクというものも増えてきており、USB接続をするだけでマイクに電源供給もできるものになっています。
USBコンデンサーマイクはオーディオインターフェースがなくてもPCに直接接続するだけでしようできるのでこれから動画配信やゲーム実況を始めたい人にもおすすめのマイクです。
コンデンサーマイクとダイナミックマイクの相違点
まずはコンデンサーマイクとダイナミックマイクの特徴を比較していきます。
ダイナミックマイク | コンデンサーマイク | |
構成 | シンプル | 複雑 |
収録環境 | 騒音や反響の強い環境に強い | 静かで反響の少ない環境に適している |
耐久性 | 高い | 低い |
振動の影響 | 受けにくい | 受けやすい |
ノイズ | 入りにくい | 入りやすい |
湿度や温度の影響 | 受けにくい | 受けやすい |
電源 | 不要 | 必要 |
周波数特性 | 普通 | 広い 特に高音域が得意 |
感度 | 普通 | 比較的高い |
最大音圧レベル | 高い | 比較的低い |
小型化 | 難しい | 容易 |
価格 | 比較的安価 | 比較的高価 |
こうしてみるとコンデンサーマイクのほうが優れているように見えますがそうではなく、収音環境や声質、話し方などによって良し悪しが変わってきます。
それではそれぞれどんな人にどちらがおすすめか以下にまとめます。
ダイナミックマイク | コンデンサーマイク |
|
|
どちらのマイクも動画配信や、ゲーム実況はできるけど自分の環境によって選ぶマイクを考えるとイイね!
ちなみにUSBマイクはコンデンサーマイクが多いです。
USBマイクは低価格でコンデンサーマイクを使用でき、オーディオインターフェースがなくても良いので初めてマイクを購入する方にオススメです。
コンデンサーマイクの選び方のポイント
音の拾い方を確認する
マイクには指向性という収音のパターンがいくつかあり、それによってどういった場面で使うマイクなのかが決まってきます。
代表的な3つの指向性パターンを紹介します。
- 単一指向性
- 無指向性
- 双指向性
配信で使うものはほとんどが単一指向性のものです。
「単一指向性」マイクの特徴
一つの方向からの音を拾いやすく、特に後ろの音は拾いづらいです。
カーディオイドと呼ばれることもあります。
動画配信やボイスチャットで環境音や雑音を拾いたくない時に使用すると良いでしょう。
その他にもスーパーカーディオイドやハイパーカーディオイドといったものもあります。
「無指向性」マイクの特徴
無指向性はマイクを中心にすべての方向から音を拾います。
環境音や多人数での雑談、楽器の収録などで使うと良いでしょう。
「双指向性」マイクの特徴
双指向性は前後の音を拾いやすく、横からの音は拾いにくいです。
こちらは対面で対談などをしている場合に真ん中に置くと両者の声を拾ってくれます。
初心者におすすめのUSBコンデンサーマイク5選
それではUSBコンデンサーマイクのおすすめを見ていきましょう。
声の収音に特化!|audio-technica AT2040USB
メーカー | audio-technica |
商品名 | AT2040USB |
型式 | ダイナミック型 |
重量 | 約600g |
周波数応答 | 80~16kHz |
ビット深度 | 16bit/24bit |
サンプリングレート | 44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz |
マイク指向性 | ハイパーカーディオイド |
電源 | USB電源(DC5V) |
RGBライティング | ミュートインジケーターのみ |
出力コネクター | USB-C |
メリット | デメリット |
|
|
audio-technica AT2040USBは特に声の収録に向いたマイクになっています。
機能的にはハイパーカーディオイドやローカットフィルター、ポップフィルター、ショックマウントで雑音やノイズの入り込みを極力軽減しています。
またミュート機能やミキサー機能など配信者にも欠かせない機能もしっかりカバーしています。
ゲーミングといえばこのマイク!|HyperX QuadCast S
メーカー | HyperX |
商品名 | QuadCast S |
重量 | マイク:254g マイクスタンド:360g |
周波数応答 | 20 ~ 20kHz |
ビット解像度 | 16bit |
サンプリングレート | 48kHz |
マイク指向性 | ステレオ 無指向 単一指向 双方向 (選択可能) |
電源 | 5V 220mA(USB) |
RGBライティング | 〇 |
感度 | -36dB (1V/Pa 1kHz時) |
メリット | デメリット |
|
|
HyperX QuadCastはフィルター部分がRGBライティングに対応しています。
顔出し配信をしている方などはとても映える、まさにゲーム環境にピッタリなマイクになっています。
音質も良く、ポップフィルターやショックマウントによる破裂音や振動音も軽減されています。
低価格で音が良い高コスパなマイク|HyperX SoloCast
メーカー | HyperX |
商品名 | SoloCast |
重量 | マイク:261g マイクスタンド:125g |
周波数応答 | 20 ~ 20kHz |
ビット解像度 | 16ビット |
サンプリングレート | 48kHz, 44.1kHz, 32kHz, 16kHz, 8kHz |
マイク指向性 | 単一指向性 |
電源 | 5V/100mA (USB) |
RGBライティング | ミュートインジケーターのみ |
感度 | -6dBFS (1V/Pa, 1kHz時) |
ノイズ | -74dBFS未満 (A特性) |
メリット | デメリット |
|
|
HyperX SoloCastは低価格で初めてのUSBコンデンサーマイクにおすすめなマイクになっています。
低価格ですが音質も良く、ミュート機能も備えているため配信で使用することもできます。
他のマイクに比べてもかなりコンパクトなサイズなのでデスクにスペースが少ない方にもおすすめです。
おしゃれなモノトーンデザイン|NZXT CAPSULE
メーカー | NZXT |
商品名 | CAPSULE |
重量 | マイク:314g マイクスタンド:569g |
周波数応答 | 20 ~ 20kHz |
ビット深度 | 24ビット |
サンプリングレート | 96kHz |
マイク指向性 | 単一指向性 |
電源 | USBバスパワー |
RGBライティング | ミュートインジケーターのみ |
最大音圧入力レベル | 120dB |
メリット | デメリット |
|
|
NZXT CAPSULEはモノトーンデザインでおしゃれな見た目です。
マイクスタンドも他とは違うデザインで可愛く仕上がっています。
またカーディオイドパターンなため配信にもピッタリです。
このマイク1つで配信可能!|YAMAHA AG01
メーカー | YAMAHA |
商品名 | AG01 |
型式 | バックエレクトレットコンデンサー型 |
重量 | 1.2kg |
周波数応答 | 30~20kHz |
感度 | -34dB±3dB |
ビット深度 | 24bit |
サンプリングレート | 192kHz |
マイク指向性 | カーディオイド |
電源 | USB電源(DC5V) |
RGBライティング | ミュートインジケーターのみ |
出力コネクター | USB-C |
メリット | デメリット |
|
|
YAMAHA AG01はオーディオインターフェースやミキサーがマイクと一体化したものになっており別途オーディオインターフェースを用意する必要がありません。
モバイルバッテリーがあればスマホでどこでも配信が可能です。
またデスクの上にものが少なくなるためデスクもスッキリします。
配信で使えるUSBコンデンサーマイクのおすすめ5選【2024年】まとめ
今回は配信で使えるUSBコンデンサーマイクのおすすめを紹介させていただきました。
今回紹介したのは以下になります。
- audio-technica AT2040USB……声の収録に特化
- HyperX QuadCast……ゲーム環境にぴったり
- HyperX SoloCast……高コスパでコンパクト
- NZXT CAPSULE……唯一無二なデザイン
- YAMAHA AG01……オーディオインターフェースと一体化でマイク1つで配信可能
みなさんもUSBコンデンサーマイクで良い音質で良い声を届けてみませんか?
コメント